村上春樹の2017の著書、肖像画を描く仕事をする主人公のおはなし。主人公が妻との別居により、著名な画家雨田具彦がアトリエとして利用していた所有空家に仮住まいし始めて騎士団長殺しという絵に出会うことが奇妙な体験のはじまり。相変わらずの村上春樹の世界に吸い込まれるように一気読破できた。クールな主人公の思考とライフスタイル。村上春樹長編小説を読むといかに作家が著作するにあたり広い見識を貯えて、異なるカラーの登場人物を描写することに感心して、またカラーのない主人公に引き寄せられる。
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- 感想投稿日 : 2017年10月21日
- 読了日 : 2017年10月26日
- 本棚登録日 : 2017年10月16日
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