経済だけでなく、憲法、民主主義、環境問題等あらゆる視点から「豊か」とは何かについて語っています。
今目の前にあるシステムが当たり前だと盲目的に信じることの怖さを改めて認識しました。
また、本の中で使われている「タイタニック現実主義の理論」がとてもわかりやすくて、さらに考えさせられました。
タイタニック号は、やがて氷山にぶつかって沈没することがわかっていてもエンジンを止められない。なぜなら、タイタニック号は前に進むことが本質であり、それを止めることは非常識であり非現実的であるから。
これを、タイタニック号=今ある現実
エンジン=経済成長
と置き換えるとわかりやすいかと思います。
今の経済中心の現実に違和感を感じている人はぜひ読んでみてください。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
読んだ本
- 感想投稿日 : 2009年4月29日
- 読了日 : 2011年6月21日
- 本棚登録日 : 2009年4月29日
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