
報道とはなにか。権力を行使する者のあるべき姿とはどんなか。
そういったことを考えさせられるとともに、理不尽なる警察、検察への怒りがふつふつと湧き上がってくる。むろん、最大の悪は真犯人であるが。
人の人生を左右してしまう権力を持つ者が、組織の保身のために、無実の人、真犯人、被害者、遺族を闇に葬るその恐ろしさ、もうそんなことは知らんとばかりにのうのうと暮らしていることに、本を読みながら震えを感じるほどであった。被害者や遺族の想いは、どこに行ったのか。
青臭い言葉だが、正義はどこに行ったのか。
ボリュームはありますが、すらすら一息で読めます。ぜひご一読ください。
- レビュー投稿日
- 2017年1月1日
- 読了日
- 2017年1月1日
- 本棚登録日
- 2017年1月1日