お隣さんが殺し屋さん (角川文庫)

  • KADOKAWA (2017年11月25日発売)
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本棚登録 : 780
感想 : 99
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まず主人公の美菜に終始イライラしっぱなし。

本書の方が初期の作品なのだが、最新作の『みんなのヒーロー』と同様の書き方(同じセリフや場面が繰り返される)だし、同様に下品だし、「ストーブの上に洗濯物」まで同じ。
『みんなのヒーロー』の方に進歩が無かったということになるのか。

若い女子達のどうでもいいつまらないお喋りはある意味リアルなのかもしれないが、小説でこうもダラダラと読ませられるのは苦痛であるし、会話がちょっと古臭いし、つまらない。

読了後ブクログレビューを拝見すると評判がいいので申し訳ないが、なんか全体的に、とにかく文章が、がっかりするほど陳腐でつまらなくて私には合わなかった。


【ネタバレあり】


真相のひとつは、199ページ、友人達が美菜の部屋に遊びに来たシーンで「もしかして?!」と気付いたので、だいぶ早く気付けたと思う。
それなら都合がいいじゃないかと思ってしまったくらいで、逆にもうひとつの真相の方がよっぽど意外だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・物語 (時代小説はこちら)
感想投稿日 : 2024年6月21日
読了日 : 2024年6月21日
本棚登録日 : 2024年6月21日

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