「日銀デフレ」大不況 失格エリートたちが支配する日本の悲劇

  • 講談社 (2010年7月1日発売)
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感想 : 6
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タイトルは編集部でつけたのでしょうか。おどろおどろしいタイトルと表紙ですが、中身はまっとうな一般向け啓蒙書でして、陰謀論や煽りとは無縁であります。
ブリューニング内閣の金融財政政策など懐かしの歴史の話から、戦後日本の経済史の概略に至るまで、やさしくわかり易く記述されております。
「産業政策だけでは効かないし、そもそも政府に有望な産業を見極められるわけが無い」「日本銀行の金融政策上の実務的担当能力には全幅の信頼を寄せている」など、印象に残るフレーズも。
著者はリフレ派と巻末で紹介されておりますが、金融政策の理論的な記述は一般書ゆえか、さらりとしか触れられておりませんでした。
別途、理論的な書も読んでみたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 金融
感想投稿日 : 2012年4月8日
読了日 : 2012年4月8日
本棚登録日 : 2012年4月8日

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