お年寄りをどこか奇異な目で見ていたんだな、と反省した。
お年寄り=私たちとは違った存在と捉えていた。私がもし明日いきなり老人になったら?って、具体的に想像さえしたことなかったからだろう。視野の狭さを反省した。
また、魔女たちの意地悪さが印象に残っている。
何より印象に残っているセリフ。
「...普通は孤児とか、家族のない子、姿を消してもだれも捜そうとしない子を見つける。約束をしてだますのさーーとっても簡単だよ。そういう子は、男の子も女の子も、愛に飢えているからねえ。自分がだまされてるなんて、とても信じられないだろうけどね。ただ、家族と、ちょっとした愛情を約束してやるだけでいい。そうすればイチコロさ、そうだね?」
魔女みたいに人の孤独を見破って騙す人、たくさんいるんだろうな、と思った。これを児童向け文学にバッサリ書くアレックス・シアラーにしびれる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年1月7日
- 読了日 : 2014年1月7日
- 本棚登録日 : 2013年12月6日
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