織田信長の黒母衣衆から越中の大名になり、最後は秀吉に切腹させられた佐々成政について書いた本です。
この本はいわゆる小説ではなく、佐々成政に関する史実を作者なりに解釈している作品になります。
佐々成政のイメージといえば、どちらかというと政治力がなく、武功のみの武将というイメージで、秀吉嫌いだし、肥後の国で一揆が起き、秀吉から切腹させられたという感じですが、作者は織田信長の信頼も厚く、越中でも民に慕われるほど立派な政治をしていた、ということを一つ一つ検証していっています。
勝者である豊臣家や前田家によって誤った事実が伝わってきているのではとのことで、もっと評価されるべき武将の一人だと思いました。
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読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
戦国本
- 感想投稿日 : 2016年1月12日
- 読了日 : 2011年8月6日
- 本棚登録日 : 2016年1月12日
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