撓田村事件: iの遠近法的倒錯 (新潮文庫 お 66-1)

著者 :
  • 新潮社 (2006年1月1日発売)
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本棚登録 : 108
感想 : 18
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オススメ本。岡山県の山間部にある撓田村。この村に転校してきた中学生の惨殺死体が発見されたのを皮切りに、猟奇的な連続殺人が起こる。死体は皆、千切り取られた様な切り口を残して下半身が無くなっていた...。前半のホッコリした中学生ライフはかなり流して読んでました(;´Д`)個性的な登場人物ばかりで目まぐるしい。多感なお年頃は恋に友情に性に、興味は尽きないものだなー。かの名探偵に似た探偵役、確かに横溝作品を思わせる!二転三転する結末にも驚きつつ真相に少し悲しくなり、なかなか面白い作品でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年6月16日
読了日 : 2017年3月21日
本棚登録日 : 2017年6月16日

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