アリストクライシI for Elise (ファミ通文庫)

著者 :
  • エンターブレイン (2013年3月30日発売)
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感想 : 5
5

るろおさんのイラストに惹かれて購入。

ダーク・ファンタジーってファミ通文庫じゃ珍しい部類に入るんじゃ……とか思ったり。

で、るろおさんのイラストってことで手に取って、あらすじと冒頭数ページを読んで、

「あ、おもしろそう」

と思ったのでした。

うん、やっぱりおもしろかったですよ。

こういうストーリーは好きですー。

「名前のない化け物〈グラウエン〉」の青年と、「穴蔵の悪魔〈アリストクライシ〉」の少女のお話。

二人の出会いは墓地で、グランは生きたまま棺の中に入れられていて。

グランは傷の回復量が異様で、舌を噛み切っても死ねない体質で。

エリーゼは同族を激しく二組、「穴蔵の悪魔」を狩るために旅をしていて。

この二人のやり取りが本当にツボで(*´Д`)ハアハア

淡々としているようで、二人とも共存してるよなあ、と思いました。

グランは感情がないから結構思ったことを口にするタイプで、そのためエリーゼはちょっと苦労してそうww

っていうか、だいたい「おなかすいてる」ってww

仮にも女の子だからww

デリカシーのないwww

でもそんなグランが大好きです。



さて――

二人が立ち寄った村では、神隠しみたいな事件が起きていて。

神隠しというか、「人肉料理屋」という事件があって。

でも料理人本人は事件の関与を否定していて。

ただ村人たちはそんなことお構いなしに詰めより、罵倒し、怒りをぶつけていた。

それにキレちゃった料理人は店員を人質に錯乱状態になってしまって。

そんな状態のところをエリーゼたちが真犯人を滅ぼしてしまうのです。

そう、つまり犯人は「穴蔵の悪魔」だったわけで。

これで一件落着かと思えば、そうではないようで。

人質となっていた店員・ケンジーから、この村の異常性を教えられる二人。

こうして、事件はエリーゼとグラン、二人の過去が大きく関わってくるようになるのです。

本当におもしろかった。

文章の構成とかも結構独特で。

間章でのエリーゼとグランの会話が、本編にも少しずつ関わってきて。

ダーク・ファンタジーと銘打ってはいるけれど、私の苦手な鬱展開などではなかったですし。

次も楽しみですね(*´▽`)

それにしても、ラストのラストまでサブタイトルの「for Elise」の意味を取り違えていました。

エリーゼのお話的な感じで受け取っていた……。

いくら英語が壊滅的だったとしても、これはあまりにもあんまりだ°・(ノД`)・°・

反省します(スライディング土下座)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファミ通文庫
感想投稿日 : 2013年6月21日
読了日 : 2013年6月9日
本棚登録日 : 2013年6月2日

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