宴のあと (新潮文庫)

3.52
  • (91)
  • (152)
  • (325)
  • (17)
  • (4)
本棚登録 : 1570
レビュー : 146
著者 :
suwakotaroさん  未設定  読み終わった 

舞台は政界、主役は50歳の女と60歳の男、
それにもかかわらず、あるいは、だからなのかもしれませんが、
ストーリーは美しく、どこかロマンチックですらあります。

都知事選という狂乱に突き進むことで浮かび上がる、
それぞれの考え方の違い、周囲の変化、熱狂と動揺、
そして宴のあとの虚無感と、そこからの再スタート。
いいですね。こういう小説好きです。

わりかし普遍的なテーマであるため、
三島由紀夫のクセのないところだけ美味しく頂ける、
そんな小説として楽しむこともできるかと。

テーマだけでなく、表現も比較的大人しいため、
コアなファンはパンチに欠けると思われるかもしれませんが、
さほどのファンでなかった私にとっては、
いいじゃん、三島由紀夫、と再確認させられる小説でした。

レビュー投稿日
2012年10月26日
読了日
2012年10月26日
本棚登録日
2012年10月26日
1
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『宴のあと (新潮文庫)』のレビューをもっとみる

『宴のあと (新潮文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

いいね!してくれた人

ツイートする