出勤前に読了。
「一九二八・三・一五」が読みたくて岩波文庫で購入。
買って良かった。
「蟹工船」は2度目。1度目よりもどうにも身につまされる気がするのはきっと最近のわりと酷目な仕事の状況のせい。
方言ゴリゴリの台詞を読むのに全く苦労がないのは私も北の方の出身だから。多喜二を読むようになってそっちの出身で良かったなって思った。違和感なく頭に入ってくるのは有難い。
実は角川文庫版も持ってるので少し時間を置いて3度目にいこうと思う。
肝心の「一九二八・三・一五」。わざわざ岩波で買った甲斐はあった。好き。
拷問がまあ酷い。語彙力が貧相だからそれくらいしか言えないけれど本当に酷い。こんなことがまかり通るような時代が今とそれ程隔てなくあったという事実に戦慄する。
時代がそうさせた、という感じがしなくもないけれどよくもまあこんな公権力と闘おうだなんて思えたな、と。そして闘えたな、と。
やっぱり感想は得意じゃない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年3月20日
- 読了日 : 2018年3月20日
- 本棚登録日 : 2018年3月8日
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