宗教と資本主義・国家 激動する世界と宗教

  • KADOKAWA (2018年3月9日発売)
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感想 : 8
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このシンポジウム本当行きたかった。。シリーズの第一回。
以下、備忘録。

・最近は過激派と精神科医がペアを組んで、自殺志願者を巧みにテロ要員に仕立てている。自殺志願者対策は、テロ対策にもなる。
・拝金教、学歴教、出世教。「宗教的なもの」は身の回りに溢れている。
・宗教者に求められるのは、弱者に寄り添うこと。国家権力の暴走に歯止めをかけること。
・「どう生きるか」ではなく、「どう生かされているのか」を考えていく必要がある。
・霊性とは、宗派を超えて人間の中に内在する、超越を求める衝動。
・宗教における沈黙とは「祈り」。祈りとは、神仏の声ならぬ「声」を受け止めること。
・現在日本の研究者は、人工知能に人間性を宿らせようと試みているが、その過程で、そもそも人間とは何であり、どこで宗教が発生するのかを明らかにできる可能性がある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ソフトカバー
感想投稿日 : 2018年9月22日
読了日 : 2018年9月21日
本棚登録日 : 2018年9月21日

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