オノマトペ 擬音語・擬態語の世界 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2019年12月24日発売)
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感想 : 6

おもしろ〜い!!!

わたしもわりとオノマトペをよく使う人間やと思うけども、そこまでオノマトペにいろいろと想いを馳せることはなかったなと気づく。
むかつく、のろい、きらめく、ガチャガチャ…など品詞を問わず、いろんなオノマトペがことばの源になっている。
オノマトペという切り口からいろんな日本語ということばにふれられてたのしかった。
扱うトピックも漫画とか、古文とか、近代文学とか、いまわたしたちが使っている話し言葉や方言、メールなどなどいろいろで、大学の授業をうけているようでたのしかった。著者の小野先生の書かれる文章もお茶目でたのしい。

ゴルゴ13のチャッ→シュバッ→シュボッはさすがにわらってしまった。
古事記にも「こをろこをろ」「もゆら」などオノマトペが用いられているとはしらなんだ。というかそういう視点でみたことがなかった。神様の名前や固有名詞なんかとおなじように万葉仮名で記されていて、そこはまちがえてはいけないことばだったんかなあ。

オノマトペはことばのへそ。たしかになあと思わざるを得ない。わたしたちの生活に根付いている。
その一方でも、オノマトペは感覚的なものだし、ちょっとフランクな感じもあるから、使いすぎにも注意。オノマトペがわるいというわけではなく、その性質を理解して使うことも大事。

日本語にとどまらず他の言語に関しても触れられていて、
オノマトペから感じるニュアンス、感覚はその言語の話者はだいたい共有して持っているものだと思うけれど、それが他の言語と共有してるかって言うと擬音語はまあ音やから割とある。でも擬態語は全然ちがう。ということは、この感覚ってどこから来ているものなのかなあとすごく興味深い。本能的なものではないってことで。使っている言語と繋がっているのかなあ。不思議。

これから小説とか詩とか、まんがとか読むとき、オノマトペにも着目せずにはいられなくなりそう。宮沢賢治よみたくなる。
とってもたのしい本でした。ことばは楽しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年5月7日
読了日 : 2021年5月7日
本棚登録日 : 2021年5月7日

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