先祖返りの古狼であるがゆえに愛しい飴菓子を泣く泣く食べた糸巻なのに、終わらない絶望。なぜなのだろう。
姫級飴菓子・珊瑚と魅入られた人間の男性の話が切なかった。触れたくても体の中に毒を持つから素手で触れられない。
助手の飴菓子が街で襲われるシーンは読んでいてつらかった。だからこそ、糸巻が彼女に名前を与え、何度も繰り返し呼ぶラストにほっとした。オオカミと飴菓子ではない関係性が良い方へ向かってほしい。
予告を見る限り、糸巻の飴菓子が残したタネについて触れているので、彼女が何らかの形で再登場するのかな。
3巻は12月。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
講談社
- 感想投稿日 : 2016年4月16日
- 読了日 : 2016年4月16日
- 本棚登録日 : 2016年4月16日
みんなの感想をみる