殺された兵士の死体、靴底にかくされたぶ厚い札たば。ベルントは森の中で、見てはならないものを見てしまった。第二次大戦が終わった直後、孤児になったベルントは、おばさんとウィーンへ逃れるとちゅう、オーストリア国境の小さな村で、いつくるともしれない列車を待っていた。混乱の中での異常な体験、恐怖―それはまた、少年にとって胸おどる冒険の日々でもあった。作者ヘルトリングの少年時代が投影する新作
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2012年8月16日
- 読了日 : 2012年8月16日
- 本棚登録日 : 2012年8月16日
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