天気予報はこの日「ウソ」をつく

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2014年8月1日発売)
4.00
  • (0)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 4

著者は新聞社に勤める気象予報士。気象庁と民間気象会社、気象予報士という資格についての解説や、2013年の予測しきれなかった積雪や竜巻、ゲリラ豪雨など実例について解説する。
突発的な気象は、いまの機械の精度ではまだ事前に観測しきれないらしい。考えてみれば「急速に発達する」ような雲やなんかを予測するのはきわめて難しいことだと分かるけれど、天気予報をしょっちゅう見ていると「なんで分からなかったんだ?」と思いたくもなる。
でもたとえば竜巻が分かったからって、人は逃げられても家は逃げられない。雪だからって、仕事に行かなければいけない人は大勢いる。
技術が発達すれば完全に予測できるようになるかと言えば、かならずしもそうではないだろうし、それだけですべてが解決するわけじゃない。
けっきょくは、人が自分の目で空を見て判断し、あるいは耐久性の高いインフラを整備して、対応していくしかないんじゃないかなぁ。
今だって、いろんな数値をスパコンがはじき出してくれるけれど、それを読み解いてかみ砕いて分かるように伝えるのは人間の仕事だ。気象予報士がすべきは地域ごとの天気のクセを知ることや、分かりやすく伝えることであると説いている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  ノンフィクション/取材系
感想投稿日 : 2014年10月10日
読了日 : 2014年10月
本棚登録日 : 2014年8月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする