朝霧 (創元推理文庫)

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本棚登録 : 1628
レビュー : 167
著者 :
シルルさん 小説(ミステリ、推理)   読み終わった 

円紫さんシリーズのラストかな?
テーマは「縁」です。

1巻では女子大生だった主人公が20代半ば。
巻が進むに連れて彼女が成長していく、このシリーズは主人公の「私」の成長のストーリーでもある。
前巻での伏線が最終巻で繋がり、「なるほど!」と納得してしまう展開。
恋愛に関しては現代と比べるとちょっと古いと言うか、奥ゆかしい感じがあるが、このシリーズにはスパイス的要素で出てくる感じが丁度いい。
円紫さんはいつも主人公の成長に手を貸してくれているようで、最初は全部教えてくれたのが、後半は自分で調べなさいと少しずつ手を離し、背中を押している。
個人的にはレクイエムの君が、円紫さんのような人だといいなと思う。

ラストがない作品のラストを考える、推理するというのが、性格が出てて面白かった。
円紫さんはいつも正解を出してしまうけど、正解ではなく、彼の性格で考えたらどんなものが出るのか気になる。

レビュー投稿日
2013年1月4日
読了日
2018年1月7日
本棚登録日
2013年1月4日
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『朝霧 (創元推理文庫)』のレビューへのコメント

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再読情報 [2回]

  • 2018年1月7日

    円紫さんシリーズで、読んだことをすっかり忘れて再読。
    しかし、読み進めていくと記憶にあるストーリーが出てきて、以前に読んだことを思い出した。
    紫の上がパジャマを着たまま高校生に連れさられてきた小学生の自分が、正妻になれないのはわかっていたという話や、猛獣と美女のいるどちらかの扉を開けなければならない男の話、ライオンに引き金を引いたかどうかの話は覚えていた。
    いずれも裏切りの話で、人によっては想像する結末が違う。
    あまりにも強烈なので覚えていた。
    チケットをもらってクラシックを聞きに行った時に隣に座った本の好みが合いそうな男の人との再会の話も覚えていた。
    シリーズ始まった時はまだ未成年の大学生だった主人公が、この巻では社会人。
    月日が経つけど、円紫さんは変わらず謎を通じて手を差し伸べてくれている。
    その関係が素敵で、続編を読みたいくらい。

  • 2013年1月4日

    最初に読んだ日

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