この事件は本当に衝撃的でした。
被害者の頭部が中学校の正門前に置かれ、後に捕まった犯人は中学生。
うそでしょ?と言いたくなるような事件でした。
しかもこの犯人は、淳君だけでなく他にも女児1人を殺害し、女
児3人に重軽傷を負わせています。
この本、始めは淳君の小さい頃からの成長が綴られています。
「おじいちゃんのとこ、いってくるわ」と家を出るまでの事が・・・・。
その日淳君は家に戻らず、家族や周辺住民による捜索が始まります。
この何日も探し回るところは、読んでて胸が押しつぶされそうな感じがしました。
文章は割と淡々としたものですが、相当にやりきれない思いをされているのだろう事が想像できるだけに、余計読んでて辛かったです。
淳君が発見されてからのマスコミのひどさには驚きました。
この国ではどうして被害者の立場がこんなに弱いのでしょうか。
著者も書かれていますが、こんなに残虐な事件を起こした犯人を少年法で守る必要はあるのでしょうか?
なんでもかんでも少年法ではなく、罪の重さによって対応は変えていくべきではないのでしょうかと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2012年3月13日
- 読了日 : 2012年3月9日
- 本棚登録日 : 2012年3月12日
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