ぼくはこう生きている 君はどうか

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新垣政人さん その他   読み終わった 

真のエリートと教育について  

 鶴見先生の考えによれば、「本当の教育」は1905年、日露戦争の終わりとともに終わったのだという。どういうことだろうか。1853年、ペリー黒船来航時に幕府は全国の大名にどうしたらいいかと聞いた。大名はみな「よろしいようになさってくだっさい」と答えた。こうした混乱の中抜きん出てきた指導者こそ真のエリートなのだ。坂本竜馬然り、高杉晋作然り、横井小楠然り、西郷隆盛、大久保利通然り。みな大衆から出てきた人材だ。みな身分という点では決して高い者ではなかった。こうした人材を生み出したのは、情緒通った「共同体」、ゲマインシャフトなのだと。そうした関係性が1905年までは機能していた。それ以降は学校の成績しかなく、したがって本当の教育は1905年に終わっているのだ。

レビュー投稿日
2011年10月8日
読了日
2011年10月8日
本棚登録日
2011年10月8日
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