勧められて読んでみた。勧めてくれた人には悪いけど、前から私とは好みが違うなぁと思ってたから、あまり期待せずに読んでみた。
藩で一番の臆病者の主人公 七十郎がどういうわけか、刺客に命じられて死を覚悟しながら赴けば、悪天候続きで討つべき相手が川止めでボロボロの木賃宿に投宿することに。
そこで出会うわけありな人々に最初は反発しながらも、遂には深く信頼しあい、友となる。
途中まではあんまりページが進まなかったけど、中盤からはすごく良くなった。
心に沁みるシーンがいくつもあり、特に明日には川明けで、刺客としての使命を果たす=死ぬ事になる夜、寝付けない七十郎とお若のやり取りがいい。
葉室麟さんは初めて読んだけど、他のも読んでみたくなった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2017年6月29日
- 読了日 : 2017年6月29日
- 本棚登録日 : 2017年6月23日
みんなの感想をみる