テンペスト 第二巻 夏雲 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2010年9月25日発売)
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本棚登録 : 1366
感想 : 133
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やっぱり描写が微妙だと思った。
登場人物の視線から文章を書いているところに突然作者の思考で描写を入れてくるので、文章がわかりにくいし世界観を壊していると思う。視点がころころ変わって文章が落ち着かない感じだから読みにくいのだと思う。

2巻は寧温の転落が描かれているのだけれど、あれだけの拷問を受けていてなぜ役人には女とバレないのか。服を脱がしたりはしないのだろうか。
それに、いくら徐丁垓の非道で気持ち悪い様を表すためとはいえ、品のない部分が多すぎる。会話文の中に「ゲヘヘ」とか書かれるのも、読むのを萎えさせる気がする。
それなのに、トゥイ小の辺りや、それは必要なシーンなのかな?と思う部分が多い。ストーリー進行を突然止めてまで鶏の話を入れてくる意味がよくわからない。
今後の展開で何か変わるだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 作家名 あ行
感想投稿日 : 2012年8月29日
読了日 : 2012年8月20日
本棚登録日 : 2012年8月29日

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