某シリーズが面白かったので、ヴァチカンという言葉に惹かれて読んでみました。
猟奇的な殺人、魔女狩り、複数の人が同じ夢を同時に見る、など、宗教が深く関わるミステリー作品にはありがちな妖しい雰囲気が満載です。
最初、タイトルにある「裏蔵書」というのは秘密記録保管所のことを指しているのかと思っていたのですが、最後のシーンで斉木さんとマリクが、それとは別に裏蔵書があるようなないような、と匂わせる会話があったので、これはシリーズとして次の話が出るのかな、と思っていたら、出るみたいですね。
今回、秘密記録保管所に入れたのは教授の手伝いということでしたけど、次はどうするのでしょう。やっぱり大叔父さんのゴリ押しでしょうか。
枢機卿という立場にあり、最初は雲上人という感じでしたが、最後は自ら現場に飛び出していくという人間くさいところがよかった。また、活躍してもらいたいものです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
作家名 さ行
- 感想投稿日 : 2018年1月31日
- 読了日 : 2018年1月30日
- 本棚登録日 : 2018年1月31日
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