カルプス・アルピス

著者 :
  • 小学館 (2003年10月1日発売)
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本棚登録 : 732
感想 : 78
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記憶喪失とか言った時点で嫌な感じがした。色々有り得ない展開だらけで案の定置いていかれ、男が多重人格だった!ていうくだりには「ハァ?」ってなった。訳が分からない。話がつながってなさすぎ。全体的な内容のべったべた感が読んでいて気持ちが冷めてしまった。
画家の方の紹介の文は、興味がない人にとっては本当にどうでもいいって思うだろうなってくらいどうでもいい。
野ばらさんの本を何冊か読んで思ったことは、登場人物に違いがなさすぎる。みんな同じ人に見えてつまらない。それぞれの話で登場人物が好きな服のブランドは違うけど、服のブランドなんかでは人物の性格とか見た目とか全然分からない。知らないブランドが出てきたらネットで調べるほど熱心な読書家じゃないし。下妻とか十四歳〜とかはやりすぎだけど、もうちょっと人物に違いがあればいいのに。
やっぱり野ばらさんの本は、読んでいてイライラしてしまうときがあるし中2チックな文章に疲れてしまう。だからしばらくは読むのをやめようと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内の小説
感想投稿日 : 2013年11月28日
読了日 : 2013年11月28日
本棚登録日 : 2013年11月28日

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