悪魔と裏切者 ルソーとヒューム (ちくま学芸文庫)

  • 筑摩書房 (2014年11月1日発売)
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感想 : 4
5

フランスで逮捕状が出されたルソーは、イギリスへ逃亡することになり、ヒュームが温かく迎え入れようとする。生活の手助けをヒュームが申し出るが、ルソーは自身のプライドをむき出しにして、これを忌み嫌う。ルソーの被害妄想に振り回されながらも、大人の対応を続けるが、状況はエスカレートするままで、せっかくの厚意が無下にされてしまうお話。

読み物として面白いが、ルソーの幼稚すぎる言動には読み手までもが辟易するほど。。世間的にも哲学者は「変わり者」が多い印象だが、ルソーは最たる例だなと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年6月25日
読了日 : 2023年6月25日
本棚登録日 : 2023年1月2日

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