南の子供が夜いくところ

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本棚登録 : 839
レビュー : 168
著者 :
あこさん 2012年8月9月読んだ本   読み終わった 

いやーやっぱ恒川さんはいいっ。
この独特の世界観。
なんとゆーか、目に見えているものは同じでも空気が違うような、
場所も時代も空間もなにもかもがいっしょくたになって、
みたこともないような世界が現われてくる感じ。
なんか、色が、どっちかってゆーと原色っぽくて、
でもその配色がすっごく独特で、くせになる味みたい。

一番最後に読んだからやっぱパイナップル頭は衝撃的だったな。
うわー、喰ってる、おいしいんだっって。
しかもそのあとアボガド頭になって、
そうしてそのあとまた帰ってゆくんだからすごい。
なんなんだ、それは、とゆー感じ。
本人にしては相当な悪夢だ。

好きなのはやっぱユナのトイトイさまの話だろうか。
安穏と生きることは人を弱くするのだろうか。
生きるか死ぬかの中で生き続けることは確かに強さがなければできないか。
が、どちらがいいといえば私は前者がいいな。
でもそれゆえに滅んでゆくのを受け入れることは・・・・できるだろうか?
うーん。
魔神はなんだか怖かったな。
あの海賊と感じが似てた気がするのだけれど関係あったりするのだろうか?
そしてユナとともに旅をしていた彼は今はどこにいるのだろう。

南の、という題名にあるからか、
なんだか熱帯の島の暑さが感じられるような。
神話のような時代から、現代まで、暗闇の奥の方から眩しすぎてみえなくなるほどの光のなかまで、ものすごい濃い密度のお話を読んだ気持ち。

レビュー投稿日
2012年8月18日
読了日
2012年8月18日
本棚登録日
2012年8月18日
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