初めて読んでから随分と時間が経過したのだということを、冒頭で主人公2名が40歳というのを読んで気づかされた…舞台は1969年、アメリカの学生運動などを背景に展開されるこの物語では、40歳の彼らは若い学生たちの価値観や行動についていけず、老いを感じ、中年の危機に立たされている。その彼らの年齢をいつのまにか越してしまっていたことに愕然とした。
それはともかく、今回久しぶりに再読して、やはりいま読んでもよくできた小説だと感心した。ディヴィッド・ロッジはいまも元気に新作を発表してるけど、やはりこれが最高傑作ではないか。
スワローとザップはもう84歳。今ごろどこでどうしているのか…
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年11月17日
- 読了日 : 2013年11月17日
- 本棚登録日 : 2013年11月17日
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