社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492521656

作品紹介・あらすじ

ビジネスの常識を覆す永続する企業の経営哲学。著名なクライマーであり、サーファー、カヤッカー、スキーヤー、鍛冶職人、環境保護主義者でもある、イヴォン・シュイナードが、百年後も存在するために、従来の常識に挑み、信頼できる新しいビジネスの形を世界に訴えかける会社"パタゴニア"の歴史と理念を語る。

感想・レビュー・書評

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  • 企業家って言うより革命家の言葉の数々。いちいち正論なんだけど、そこに深い迷いがあって…俺もサーフィンやってみようと思う。

  • パタゴニア!

    素晴らしい経営です。
    タイトルの通り、フレックスタイムで働いて
    「楽しく過ごすこと」が
    仕事の目標!

    こんな会社ないでしょ。笑

    しかもええなと思ったのが、

    売上の1%は環境保全のために寄付するということ。

    最強です!

    なので、もちろん製品も環境のことを考えて作られているし、顧客のことを考えて作られています。

    値段は高いけど
    Tシャツとかパーカーとかええもんな。
    それぞれのアスリートに特化したデザインなんだって。

    いろんな企業があっていろんな働き方があるもんだ。
    世界は広いぞ!

  • 本書はアウトドア用品のパタゴニア創業者のイヴォン・シュイナード氏が書いた経営本です。

    最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。そして、ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する。
    これはパタゴニアのミッション・ステートメントです。
    パタゴニアは「地球を守る」ということを利益や株価よりも優先している。

    本書の中で書かれている一説に以下のようなものがある。
    根本的にビジネスは資源元に対して責任がある。自然保護論者のデイビッド・ブラウワーが、「死んだ地球からはビジネスは生まれない」と言っているように、健康な地球がなければ株主も、顧客も、社員も存在しないのだ。

    この一説からもわかるようにパタゴニアは消費社会の企業として責任を持ってビジネスに取り組もうとしている事がわかる。
    21世紀にはこういう企業の経営がモデルになっていけばいいのではないでしょうか。

  • 奇跡の一冊。これを読んで刺さったら、映画180°SOUTHをオススメします。心底好きなことをビジネスにしているメンバーが集まる会社ほど強い会社はない!アウトドア好き且つ起業思考の私にとっては文句なしの五つ星。

  • パダゴニアの創業者の経営論、今に至るまでの自伝的な内容ですかね~。こだわってるからこそあそこまで大きな会社になったんだな~って思わされました。

  • パタゴニアの商品にオレンジ色がないこと、自然や地球を大事にする心、愛、自分ももっとできることあるんじゃないかと思ったし、自分の身体で地球をもっともっと体感したい。海、山、川、大地、もっともっと。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/44428

  • 15年以上も前に執筆された書籍だが、現代にも通ずる、むしろ今とても必要とされている考え方がたくさん記載されている。

    ・責任感:上司の判断を仰がず、自分で判断できるようになる。
    ・効率性:予定が入るなら、それを見越して仕事する。
    ・融通を効かせる:波はスケジュール通りには行かない。そのため、臨機応変に動くことになる。
    ・協調性:サーフィンで不在の時はお互いが助け合う。サーフィンに限らず急用ができた時も同様。
    ・真剣なアスリート:お互いを尊重すること。自らがスポーツをやることで、具体的な知識や経験を得て、製品企画ができるようになる。

    つまりは、フレックスタイムとジョブシェアリンクを具現化したもの

    他のメモ
    ・納税者は税金の使い道を自分で指定できるとすれば、喜んで税金を払うようになる

  • Bコーポレーションのパタゴニアの創業者の著書から、会社の風土が感じられました。自然を愛し、自然に畏怖を抱いているからこその経営方針がわかり、とても魅力的な会社に映りました。

  • Patagonia = CSRに関する本か?と思いましたが、それだけではない。
    本書には、基本的な経営学理論、マーケティング、競争戦略などがケーススタディとして書かれており、読み応えのある良書でした。

    アメリカ発の外資系企業でありながら家族経営色が見える一方で、成果主義も取り入れた経営指針。そして、徹底した顧客第一主義。
    ビジネスを利潤の追求を超えたものと捉え、地球規模の社会課題の解決とするパタゴニアの理念(フィロソフィー)は、まさに先駆け的存在である。

    また、ネスレジャパンの参考文献を踏まえれば、Patagoniaでも「顧客」=Productを買う消費者のみではない。従業員も顧客の一部と捉え、彼らのニーズや意見を聞いて会社を成長させる姿勢は勉強になりました。

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