老子やら荘子の特におもしろい話をくだけた言葉で書いている入門書みたいな感じです。
読んでいてやたら孔子があてつけにされてると感じましたが、儒教思想のアンチテーゼが老子・荘子という構図だったことを知ってとても楽しく読めました。
日本は今でも儒教的価値観が非常に強いと思うので、その息苦しさからから外れることができるこの荘子、とても楽しく読めました。
特に必要ないものを切り捨てていけば、最後は身動きできなくなってしまう。
それを自分の立っている地面が必要で、それ以外の地面は要らないから無くせば、一歩も歩けなくなるというたとえがうますぎて笑みがこぼれました。
ガチガチの考えだけでは人間つまらない。
自然体で楽しく生きるのが一番だ。そう説きます。
おもしろかったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
荘子
- 感想投稿日 : 2012年8月10日
- 読了日 : 2012年8月10日
- 本棚登録日 : 2012年8月10日
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