ふくわらい (朝日文庫)

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本棚登録 : 1871
レビュー : 209
著者 :
橘さん 小説   読み終わった 

久しぶりの西加奈子さんは、とても強烈でした。
面白かったです。
わたしの感性では感じきれない程の、生の眩しさを感じました。
主人公の鳴木戸定は普通がわからない、というところに「コンビニ人間」を少し思ったりしましたが、定の生きてきたこれまでがグロテスクなまでに生と死に満ち満ちていて、それでも定が生きていることになんだかほっとします。
小暮しずくも、守口廃尊も好きです。小暮しずくもが定の友達になったことも嬉しいし、守口がリングで話した、連載の最終回の言葉も良かったです。
しかしプロレスを文章にしたらこうなるのですね。
最後になるにつれ、定が世界に恋していくのが素敵でした。それを恋というのなら、こんなにも美しい感情はない。
ラストの展開もわたしは好きです。
キラキラした定が目に見えるようでした。

レビュー投稿日
2018年7月11日
読了日
2018年7月11日
本棚登録日
2016年12月3日
3
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