妖都 (Mephisto club)

著者 :
  • 講談社 (1997年11月1日発売)
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本棚登録 : 86
感想 : 12
4

面白かったです。
東京なら、こんなこと起こってるかも!という混沌とした世界が好きでした。
独りで生殖による再生が出来るチェシャ…その娘、雛子。雛子=チェシャ。両性具有といっても、どうやって?とは思いましたが。
神世の神話に連なるところも好きでした。始に居たのはイザナミ、ヒルコと淡島を産んだ後に現れたのがイザナギ、かぁ。。現在の神話は夫唱婦随のために後付け、とか、単純なわたしは信じてしまいそう。
生者と死者の境が曖昧。緑朗を始めとするΦのメンバーや、馨は死んだ、という認識で良いのかな?緑朗の死に方、すごく痛そうで嫌だ。
チェシャは死者を蔓延らせて何がしたいんだろう?よく分からないけれど、惹き付けられるキャラクターでした。
雛子も目覚めたかと思いきや、退行…?
天敵、もよく分からないです。雛子の敵ということなのかな。

とても混沌としていて一読では掴めなかったのですが、妖都のドロドロとしたものが怒濤のように迫ってきて、すごく好きな世界です。
クドが健気で可愛い。洋と悟がこれから妖都を生き抜いて行くのだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年12月21日
読了日 : 2019年12月21日
本棚登録日 : 2019年12月8日

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