愛の本 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房 (2018年12月11日発売)
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本棚登録 : 195
感想 : 15
5

心が落ち着く本でした。
繋がりすぎるのも離れすぎるのも寂しくて、付かず離れずがよいのですがなかなか難しい、他者とのつながり。
〈生のあじわい〉を深めるには…という問いから、自分と自分の周りの世界について考えてみる、という本で、読みながらわたしもこれからどう距離感を保って他者と関わって生きていこうか、考えました。
「ほんとうに好きになれること」は今のところ読書や映画鑑賞で、ここみたいに感想登録SNSに感想を書き散らかすことで他者との交流が生まれることもあるので、この生き方は合っているのだろうな、と思います。言葉を選ぶのは楽しいので、ちょっとだけがんばるけど無理はしてないし。
それから、他者との関係において、致命的な傷を負わないだけの「精神的な構え」を作っていくために、傷付くことを恐れすぎずに色々やってみようと思いました。
なんとなく、今の生き方を肯定されたようでちょっと嬉しいです。これからも生きられました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発本
感想投稿日 : 2020年2月26日
読了日 : 2020年2月26日
本棚登録日 : 2019年3月9日

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