面白かったです。なんて飯テロ小説…下戸ですが居酒屋行きたい!!無性にトリアエズナマ!
ケンビシやウメノヤドのレーシュやアツカンもいい。。
稲荷の計らいで異世界に繋がっている居酒屋「のぶ」はたいへん繁盛しています。大将・信之と看板娘・しのぶのふたりも良いし、夜な夜なやってくる常連客たちも個性的で面白いです。
特に、ナポリタンを愛し過ぎている徴税請負人のゲーアノートが好きです。奇蹟、地上にもたらされたアガペー、スパゲッティの形を借りた聖典…と表現が大きいし、「ナポリタンに対する渇望こそが明日を生きる活力になる」ってかわいい。
「密偵とサラダ」で、のぶでサラダ食べたせいでスパイを辞めてしまう顛末や、ドキドキの「トリアエズナマの秘密」も面白かったです。
真摯にお客さんと向き合って仕事してるから良いんだろな。エーファとヘルミーナもいい。
気持ちのよい小説です。シリーズ読もう。

2020年6月30日

読書状況 読み終わった [2020年6月30日]
カテゴリ 小説

三巻で完結なんて…と思っていましたが大団円で終わったので良かったです。
収まるところに収まって一安心でした。
三巻で出てきた人も多かったですが…友比古さんがお七さん過ぎて好きでした。
お菓子も今回も美味しそう。「結葉」「家路」と、百合根の茶巾絞り…食べたい。
あと、光太郎が作った根付を見せびらかすおじさまたちがかわいい。
美味しかったり、素敵だったりするものに称賛を惜しまないの、良い考え方だな。自分には自分の、持って生まれた才がある、出来ないことは得意な人に、自分は自分の出来ることを精一杯…というのも。
一巻を頂いて出会ったシリーズでしたが、良い本でした。

2020年6月19日

読書状況 読み終わった [2020年6月19日]
カテゴリ 小説

團さんの食べ物エッセイ、他のアンソロジーで度々見かけて好きだなぁ……と思っていたので、まとめられていたこちらを読みました。
文章にリズムがあって素敵です。そして、世界中の美味しいものがたくさんでした。面白かったです。
「何も努力しない人物に美味しいものは微笑み掛けない」「(中略)要するに食は文化を舌で知る事以外の何物でも無く、……」は至言。
「スパゲッティというものはマカロニの芯」や、「蕎麦はきちんと四角の断面をしているので嚥下するときに食道や胃を切るから殆ど食べない」と思っている(た)のかなりかわいいですし、朝目覚めた途端に「ステュード・ビーフが食べたい」と思ったのでその慾望が満足するまでステュード・ビーフを食べまくるのもかわいい。ステュー浸りを打ち止めた福岡のお店「やまもと」気になりますがまだあるんだろうか。。

2020年7月2日

読書状況 読み終わった [2020年7月2日]
カテゴリ エッセイ

面白かったです。シリーズ2作目も良い空気でした。
喫茶店のママが気弱になっていたのでどうしたのかな…と思いつつ、それでも強引に聞いたり気を揉み過ぎないアキコさんが好きです。しまちゃんも良いなぁ。
迷ったり悩んだりするから、前に進める。でも、気持ちの根っこは変えないように…わたしも心に留めておきます。
たろちゃんの悲しみはありましたが、アキコさんの元には2匹の新しいネコチャンがやってきました。続きも楽しみです。

2020年1月13日

読書状況 読み終わった [2020年1月13日]
カテゴリ 小説

面白かったです。本当に、良い人しか出てこない、優しい世界です。
都築さんのエピソードと、碧が大樹の実家の旅館に行くエピソードが好きでした。
都築さん、切ない。もう出てこないのだろうか。マカロンが持つ意味を初めて知りました。
大樹の祖母の葉月さんも、厳しくも優しくて好きです。碧の人柄を皆さん好きになるなぁ。すごい。
碧が父親に大樹との交際を伝えたり、大学を卒業したり。このシリーズも終わりが見えてきた、と思うと寂しいですが、続きも楽しみです。

2020年2月14日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2020年2月14日]
カテゴリ 小説

文庫で再読です。好きな世界です。
様々な国のお菓子や飲み物と、ほろ苦い小さな事件がたくさん。
瑛子の感じてること考えてることはやっぱり刺さります。でも、わたしも選びとってきてここにいるし、それを大事にしていきたい。
あー、カフェ・ルーズ、近所に欲しいです。
世界を広げてくれるもの、本や映画や音楽もあるけれど、カフェの食べ物や飲み物で…というのも素敵です。

2020年4月30日

読書状況 読み終わった [2020年4月30日]
カテゴリ 小説

2巻も面白かったです。
これまでの人達もあったかくて安心感がありますし、孝次郎の草笛屋での弟子・八郎と太吉、そして二人が新しく働くことになった羊羮屋の余市も良い人達です。特に余市さんよい。
悪いことを企む人達は成敗されていく勧善懲悪だけれど、事件は結構シビアなのもよいです。
だからかえって、孝次郎の作る和菓子か美味しそうで。
冬虹の綺麗さと蓮を使ったお菓子!となりましたが、特に気になるのは、琥珀糖「夕凪」と粟まんじゅう「日向」。夕凪と日向のエピソード、素敵でした。
お七さんの食レポがもう!食べたくなって困ります。お七さん大好き。「わたくしめが」「お任せあれ!」かわいい。
装丁の二幸堂のお菓子のイラスト、今回も綺麗で良いです。どんどん増えていくのかな…わくわく。
光太郎さんがまとまったので、次こそ孝次郎も…!3巻も楽しみです。

2020年3月7日

読書状況 読み終わった [2020年3月7日]
カテゴリ 小説

面白かったです。
パティシエールが主人公ですが、お話は苦くて好きでした。
亜樹さんは鈍感過ぎるし言葉が足りないしで苦手かな…と思ってたのですが、とても不器用なんだ!と気付いてからは好きになりました。
でも亜樹さんの作るお菓子はどんなものか想像出来なくてとても惹かれます。
亜樹さんのおじいちゃんのお菓子もとても美味しそうだし、長岡さんの紅茶専門店も素敵です。
食べることが大好きなのを、主にTwitterからうかがっている千早さんの描くお菓子はそれはもう…たまりませんでした。
亜樹さんのおじいちゃんの、「菓子の魅力ってのは背徳感だからな。こんな綺麗なものを食べていいのかって思わせなきゃなぁ」というのはぐっときました。
登場人物たちの悩みをお菓子で解決!ではなく、でもお菓子でそれぞれ思うところがあり前向きになっているのがいいなぁと思います。悩みを解決するのがパティシエールではなく、あくまで自分の力とか気付き、というのが良いです。
フェイドアウトしていった登場人物たちも気になりますが、亜樹さんと祐介さんのこれからに幸あれ!と思いました。
見目麗しいお菓子が食べたいです。

2019年8月16日

読書状況 読み終わった [2019年8月16日]
カテゴリ 小説

美味しいもののエッセイアンソロジーは好きで読んできたのですが、丼ものは初かもしれません。
こちらも面白くて丼の口になりました。
いろいろな丼がありますが食べたくなったのは海鮮丼です。安西水丸さんのはおもいっきり住んでいる県でしたし、地元の食材まで登場して嬉しいです。
あ、町田康さんの面白すぎる企画丼「水死丼」「堕落丼」は何なのかわからなくて気になります。スイシ=旅順攻略なりたる後、乃木将軍が…と始まったときも何言ってんだろ?と思ってしまいました。
雁屋哲さんのも面白かった…どんぶりが時に怖い。どんぶりは中味を食べた後も形がでんと残る。「このどんぶりがずどんと胃袋に入ってしまったのと同じではないか。自分の胃袋はこんなどんぶりをそのまま受け付けるほどでかいものであったのか。こんなに大量のものをたべてしまうなんて無謀なことをしてしまったのではないか。」た、確かに…と震えました。
村瀬秀信さんのも面白かったです。コロンブスが吉野家の牛丼を知って航海に出ていたら意地でもジパングを発見するまで船に乗り続けただろう…唐辛子のため。あと塚本晋也監督はかわいい。「斎藤茂吉のミルク鰻丼」というのもあったのですが…
そして、いろいろ美味しいもののエッセイアンソロジーを読んできて、團伊玖磨さんのエッセイが好きかもしれないと気付きました。いつも、一寸違う視点で書かれてる気がします…丼ものではなく、丼自体を誉めまくる文章だったし。團さんのエッセイ集を何冊か読みたい本に入れました。

2020年1月23日

読書状況 読み終わった [2020年1月23日]
カテゴリ アンソロジー

「たべものには、静かなのと賑やかなのがある」という、江國さんの食べものが主なエッセイです。
面白かったです。健啖家な人の食べものエッセイは気持ちが良いです。
福岡県民だけれど行ったことがない「かろのうろん」に行きたくなり、コールドミートを食べて安心したり、たくさん並べられた柑橘類に、今年の冬はみかんたくさん食べたいな、と思ったりしました。
本のお話がたくさん出てくるのも好きです。
「世のなかも人生もちっとも安心じゃないもの」や、「変わったことになるのは、でもおもしろくて気持ちがいい」の言葉はすっと心に落ちてきます。
なんだか、冒険したいという強い気持ちになりました。いつも同じじゃつまらないな、と。

2019年7月7日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年7月7日]
カテゴリ エッセイ

色々な分野の著名人による、蕎麦エッセイ67篇。
面白かったです。
普段はそばよりうどん派ですが、そばが食べたくなりました。
ジェームス三木さんのそばの哲学「線状食物にはきちんと、始まりと終わりがある。これは人生や寿命を、暗示しているに違いない。」にふむふむとなり、宮柊二さんの「月夜の晩には花の咲いたそば畑をじっと見るものではない」にひええと思ったりしました。(月光を浴びたそば畑の花の白さが水に見えて、何処までも泳いでゆくことになるらしい)
何人もの方が、そばをあまり汁につけずに食べていた人が亡くなるときに「一度でいいから、そばを汁にたっぷりつけて食べたかった…」と言ってたとよく聞いたとおっしゃってて、粋に見えずともそばは汁に好きなようにつけて食べようと思いました。
目次のお名前だけではぴんとこなくても、それぞれのエッセイの最後にお名前・略歴と顔写真が載っていて、この人か!となるのでありがたかったです。

2019年1月13日

読書状況 読み終わった [2019年1月13日]
カテゴリ アンソロジー

おやつエッセイアンソロジー2冊目も面白かったです。
こちらの作家さんたちは読んだことのないかたが多かったです。
おやつの思い出は十人十色、興味深いです。
坂木司さんの土台不要論と円城塔さんの洋菓子っぽい何かのお話は笑いました。棚橋弘至さんの熱い思いも。棚橋さん、面白いかたですが文章も上手いのですね。
どきどきしたのが、角野栄子さんの「変化は初めは素知らぬ顔をしていて、次第に音もなく近づき、そしてあっという間にやって来る」です。戦争と絡めて書いてあったので心に残りました。

2019年4月5日

読書状況 読み終わった [2019年4月5日]

作家さんの好んだものについて書かれている本も好きなので、とても楽しく読みました。面白かったです。
團伊玖磨さんの「食べることは幸せを享受することだ」って素敵です。
何人もの作家さんのところで度々出てくる、「月世界」と「空也の最中」が気になるお菓子です。特に月世界を食べてみたいです。
そして、田辺聖子さんの「雪の降るまで」で読んでからずっと気になる、「麩嘉の麩まんじゅう」が!やっぱりとても美味しそうです。
作家さんもおやつも、写真もたくさんでした。

2018年9月8日

美味しいもののエッセイ、大好きなシリーズです。
下戸なのでビールも苦手なのですが、お酒飲めるのはやっぱり楽しそうだなぁと思いました。
妹尾河童流のビールの注ぎ方をお二方が書いてらっしゃって、そんなにすごいのか…と、誰かに言いたくなりました。
「泡はビールなりや否や事件」はちょっと笑ってしまいました。裁判て。
星新一さんのもらしかったです。疑問に次ぐ疑問…ホップって、何故入れるのですか?
泣けたのは「ネパールのビール」。映画みたい。
大好きな長田弘さんのエッセイで締めくくられてたのも良かったです。

下戸なわたしが最近感動したビールは、発泡酒なのですが、薩摩酒造の薩摩GOLD。
飲んだときは確かにビールなのですが、後味が全く苦くなくてあれはすごかった……REDとBLACKも気になります。

2019年9月8日

読書状況 読み終わった [2019年9月8日]
カテゴリ アンソロジー

ドーナツは、わたしの中ではふわふわと甘い存在ですが、ここにあるドーナツはしっかりと重かったり、穴がなかったり穴だったり。
懐かしいおやつ、として書いている方が多かったのもほっこりと、少し寂しい気持ちになりました。
千早茜さんは好きでいくつか読んでいる作家さんですが、一番心に残りました。ドーナツのところではないけど、「小説というものに答えなどないのだ」というところにハッと。
それと松浦弥太郎さんのヘビーな思い出。こんなことって本当にあるんだ…。
いろいろな文章を読めて面白かったです。

読んだ後、早速ドーナツを買って食べてしまいました。

2018年7月5日

読書状況 読み終わった [2018年7月5日]
カテゴリ アンソロジー
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