筆者が本書で主張していることは、「人口減少・高齢化時代の中で経済成長を遂げるために必要なものはイノベーションである」という1点に尽きると思われる。
人口減少については経済力が失われるという悲観的な議論になりがちであるが、著者はイノベーションによって経済成長は十分可能であるという見方をしている。
ただし、イノベーションを起こせるかは企業次第であり、日本企業に対して注文も付けている。
著者はマクロ経済学の専門家であるため、企業がどのようにしてイノベーションを起こすかまでは踏み込んでいない。企業家が考え、実践すべきことだろう。
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カテゴリ:
勉強
- 感想投稿日 : 2019年8月17日
- 読了日 : 2019年8月17日
- 本棚登録日 : 2019年8月17日
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