宴のあと (新潮文庫)

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本棚登録 : 1578
レビュー : 146
著者 :
辻田拓人さん  未設定  読み終わった 

英雄が老いていく様を記録したドキュメンタリーというところか。風情あり、美しさもあり。しかし、これが作者の老いの捉え方なのであれば、悲劇かもしれない。頑なに居る事だけが老いではないはず、無論それは豊かに多様化した現代からだからこそ見える物言いだろうが。

それに付けても、雄賢以外は宴の前後でまるで変わらない、老いない。それだけに雄賢の寂寥が際立ち、頑なが浮かび上がる。作者の恐れの投影か。

本筋ではないだろうが、では、「絹の様な権謀術数」とはどんなものなのか、描いて頂きたかった。。

レビュー投稿日
2019年12月28日
読了日
2019年12月28日
本棚登録日
2019年12月28日
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