言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

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本棚登録 : 2991
レビュー : 413
著者 :
ぐぐぅさん 新書   読み終わった 

いろんなタブーのことが述べられている本かと思ったら、この本の内容はかなり限定されています。簡単にいえば、人種や性別による遺伝的な”差”の存在について。近年の研究によって、遺伝と進化の関係がかなり明らかにされ、人種や性別間の差が、知能(IQ)だとか性格だとかでも証明されている、それは進化の歴史の結果であるということが述べられています。まぁそりゃそういうこともあるだろう、と思うし、公の場とかいわゆるポリティカリーコレクトネスとしては「言ってはいけない」発言になっているのかもしれないが、経験上普通の人は「知ってる」ことだと思います。人間は平等だというような現実とは異なる理想論しか語らせない「リベラル」な考えを著者は嫌っているようで、随所で攻撃しています。ウソの理想論を前提とするのではなく、現実を把握してその上で皆の幸福を高める努力をしなくてはならん、と言うことのようです。ただ、本書で紹介される研究成果は、著者の主張に合うようなものだけ取捨選択しているのだろうし、このような行動科学な研究成果はどれだけ信頼性があるものか眉唾ものだと思う。また、結果が真実に近いとしても、その説明とか解釈はあくまでモデルに過ぎないのだが、本書ではそれが真実のように語られている点は注意して読まなければならないでしょう。個人的には、終盤の「子育て」に関する部分がとても参考になった。親に出来ることは子どもが育つ環境を用意してあげることだけだし、その環境というのも、レベルが高ければよいというものでもなく、子どもの特性に相応しいものでなくてはならないようです。

レビュー投稿日
2017年10月4日
読了日
2017年10月4日
本棚登録日
2016年6月22日
4
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