日本語の考古学 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店 (2014年4月19日発売)
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本棚登録 : 145
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〈目次〉
第一章 「書かれた日本語」の誕生~最初の『万葉集』を想像する
第二章 『源氏物語』の「作者」は誰か~古典文学作品の「書き手」とは
第三章 オタマジャクシに見えた平仮名~藤原定家の『土左日記』
第四章 「行」はいつ頃できたのか~写本の「行末」を観察する
第五章 和歌は何行で書かれたか~「書き方」から考える日本文学と和歌
第六章 「語り」から「文字」へ~流動体としての『平家物語』
第七章 「木」に読み解く語構成意識~「ツバキ」と「ヒイラギ」と
第八章 なぜ「書き間違えた」のか~誤写が伝える過去の息吹
第九章 「正しい日本語」とは何か~キリシタン版の「正誤表」から
第十章 テキストの「完成」とは~版本の「書き入れ」
おわりに

〈内容〉
タイトルからイメージしにくいが、日本語の表記を中心にして日本語とその周りのさまざまな問題を綴ったもの。ちょっとくどい物言いなので、読みにくかったが、それにガマンできれば興味深い。紙のサイズと表記とか、写し間違いから、当時の物言いがわかるとか…。まさに考古学だ。学校図書館

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国語
感想投稿日 : 2014年12月4日
読了日 : 2015年2月10日
本棚登録日 : 2014年12月4日

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