<目次>
第1章 帰ってきた股間若衆
第2章 股間風土記
第3章 日本美術の下半身
第4章 春画ワ論
第5章 性地巡礼
第6章 猥褻物チン列頒布論
<内容>
近現代の文化資源学を研究する?学者。要するに「美術か猥褻か?」の世界を学んでいる(違うか)。タモリ倶楽部でも「股間若衆」をやった際に研究者ゲストだった。「芸術新潮」ほかの文を加筆訂正してまとめたもの。近世には問題のなかった「春画(読み方は「わらゐえ)」。おおっぴらで、あけっぴろげだった文化が、「西洋の」文化に触れて「猥褻化」したことを語っている。それを美術と言い張ったのが黒田清輝だったとは…。近年の「ろくでなし子」の事件などについても、反警察側として文を書いている。一貫した姿勢が嬉しい!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
社会
- 感想投稿日 : 2017年6月22日
- 読了日 : 2017年5月7日
- 本棚登録日 : 2017年5月7日
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