<目次>
序章 中国は「対の構造」で見る
第1部 「中国」のはじまり~古代から現代まで受け継がれるものとは
第1章 なぜ「一つの中国」をめざすのか
第2章 「皇帝」はどのようにして生まれたのか
第3章 儒教抜きには中国史は語れない
第2部 交わる胡漢、変わる王朝、動く社会~遊牧民の台頭から皇帝独裁へ
第4章 中国史を大きく動かした遊牧民
第5章 唐宋変革による大転換
第6章 「士」と「庶」の二元構造
第3部 現代中国はどのようにして生まれたのか
第7章 現代中国を作り上げた明と清
第8章 官民乖離の「西洋化」と「国民国家」
第9章 「共産主義国家」としての中国
<内容>
通常の中国史とは違い、いくつかの視点を基にして語られているので、すんなりと頭に入る中国史だ。ポイントは「二元構造(対の構造)」「儒教」だ。世界が「中華」と「外夷」に分かれ、「士(士大夫)」と「庶」に分かれ、「官」と「民」に分かれる。その思想は古代から現代まで変わらない。また「儒教」では、「歴史は過去が最高で、現代はそこから劣化している」という考え。これを理解しないと、現代の中国も理解できない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2021年1月29日
- 読了日 : 2021年1月29日
- 本棚登録日 : 2020年11月11日
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