儒教ルサンチマンの宗教 (平凡社新書 7)

著者 :
  • 平凡社 (1999年5月1日発売)
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<目次>

第1章  孔子という男
第2章  受命なき聖人
第3章  まやかしの孔子王朝
第4章  神秘化される孔子
第5章  孔子、ついに王になる
第6章  儒教神学の完成
終章   ルサンチマンの宗教

<内容>
儒教というのは、私にとって不思議でわかりにくい思想だった。この本は難しく、中国史をよく知らないのでてこずったのだが、孔子はウソつきで臆病で見栄っ張りで、ということはわかった。そして優秀な弟子や儒家の人々がなぜか孔子を持ち上げ、王についには皇帝にしようと奔走し、元の時代に王になった。それを著者は「ルサンチマン(復讐)」と呼んでいる。わかったことは、儒教というのは、孔子よりもその弟子たちが一所懸命作り上げた、虚構の宗教(なのかな?)だということ。最後まで分からなかったのは、そんな孔子になぜ弟子たちは付いていったのか?


逗子市立図書館

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2016年1月7日
読了日 : 2016年1月21日
本棚登録日 : 2016年1月7日

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