<目次>
序
第1章 孔子という男
第2章 受命なき聖人
第3章 まやかしの孔子王朝
第4章 神秘化される孔子
第5章 孔子、ついに王になる
第6章 儒教神学の完成
終章 ルサンチマンの宗教
<内容>
儒教というのは、私にとって不思議でわかりにくい思想だった。この本は難しく、中国史をよく知らないのでてこずったのだが、孔子はウソつきで臆病で見栄っ張りで、ということはわかった。そして優秀な弟子や儒家の人々がなぜか孔子を持ち上げ、王についには皇帝にしようと奔走し、元の時代に王になった。それを著者は「ルサンチマン(復讐)」と呼んでいる。わかったことは、儒教というのは、孔子よりもその弟子たちが一所懸命作り上げた、虚構の宗教(なのかな?)だということ。最後まで分からなかったのは、そんな孔子になぜ弟子たちは付いていったのか?
逗子市立図書館
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2016年1月7日
- 読了日 : 2016年1月21日
- 本棚登録日 : 2016年1月7日
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