女が四人も一緒に暮らせば切っても切れないのは恋愛ごとで。今度は幸の恋愛ごとに首をつっこんでしまったすず。すずの両親が不倫がはじまりってことでどこか後ろめたさを抱えつつも幸の恋に言葉にし難い気持ちを抱えてしまう。子供は子供らしく。なんていうけど、どこかで噂をききかじってもやもやとした想いを抱えてしまう。小さい頭で考えることは視野が狭いかもしれないけど、何も思わないわけでも、感じないわけでもなく。「器用に手を抜けるタイプじゃないのよね。誠実な子だわ」風太に対する幸の雑感が何を思っているのかな。と。「来年はいろんなことを、決めなきゃいけないんだよね。チャレンジしたり、なにかをあきらめたり。そういうことが少しずつ決まっていくんだろうね」明るい未来だけではないけど、明るくするもしないもすず次第だよ。
読書状況:読み終わった
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吉田秋生
- 感想投稿日 : 2016年11月27日
- 読了日 : 2016年11月3日
- 本棚登録日 : 2016年11月3日
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