あるふぁさんの感想・レビュー

3月のライオン 8 (ジェッツコミックス)

著者 : 羽海野チカ

• 白泉社 (2012年12月14日発売)

宗谷名人との記念対局。「静かで明るくて何もこわくない所にいた」その場に居合わせたいとは思わないけれど、そういう対局ができた零は幸せもんだし、彼の努力の結果なわけだし、なんかすごいな。「ーずっと考えてた。俺から将棋をとったら何が残るんだろう…」一方で柳原棋匠の戦い。定年退職のない世界において、かつ日々勉強の世界において。なぜそんな恐ろしいことを考えられるのだろう。「ーだとしたら俺はひょっとしてこの「重さ」のおかげでここまで逃げずに来れたとも言えるのか…」たすきが…涙なしには読めなかった。

感想投稿日 : 2017年10月16日

読了日 : 2017年9月30日

本棚登録日 : 2017年9月30日