入江さんの新作はなんとも言い難いシンプルながら複雑な関係。幼き頃バレエに挫折したゆりあさん。「そいでも、多勢で一人をいじめたらダメよ。一番カッコ悪い。カッコよく生きようぜ、みなの衆」ゆりあの父さんがおかめ日和のお父ちゃんとかぶる。「父の言葉は、愛で呪いだ」カッコよく生きようぜ。そんなゆりあさんがたどり着いたのは作家さんの奥さんで刺繍の先生という場所。「またこっちが苦しいからそっちにーなんてやってますとね、だれからも信用されなくなりがちですよ」旦那さんが倒れたところから物語は転がり始めるがどこにたどり着くのか。この物語。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
入江喜和
- 感想投稿日 : 2018年10月7日
- 読了日 : 2018年7月18日
- 本棚登録日 : 2018年7月18日
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