がんになった緩和ケア医が語る「残り2年」の生き方、考え方

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  • 宝島社 (2020年8月19日発売)
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『がんになった緩和ケア医が語る「残り2年」の生き方、考え方』by関本剛


主にがん患者を対象に「在宅ホスピス」の病院長を務める筆者。

これまで何千人もの癌患者を見守ってきた自身が43歳の若さで肺癌さらには脳への多発性転移が見つかる。

手術は無理。生存期間中央値は2年。

本の内容としては、日々の癌闘病の記述というよりは、本人ならびにホスピスの先駆者として現在も活躍中の母親の歴史、想いなどがメインになっている部分も多く、闘病の苦しさなどはさらっと書かれている。

ただ、癌患者の心の変容も、自身が患ってみて初めて教科書通りではないことを体験したり、自身の病院の入院患者との心の交流を通して見えてくるものなどが飾り気もなく書かれており、読みやすい。

もしも私自身が癌になっても、その生き方の答えは私自身が見つけていかなきゃならないんだなと改めて認識。そのためにも、家族や医師達とどこまで素直に向き合い、話合いが出来るかが大事かも知れない。

「死ぬことは生きること」 
癌になったからって全てを捨ててしまうのではなく、最後の最後まで私は何をして生きていくのか?

ともかく、これまで癌なんて最後は苦しくて、転げまわるんかなぁなんてちょっとビビッていたけど、今の時代にはこんなにも「緩和ケア」が充実していることを知りちょっと安心。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年3月23日
読了日 : 2021年3月23日
本棚登録日 : 2021年3月23日

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