相変わらず佐藤優にハマっています。
引用されているハーバーマスの「順応の気構え」はこの時代非常に重要。
あまりにも捌く情報が多いこの時代、情報過多に対処仕切れなくなった人は、
「自分が分からないことは誰かがきっと説得して分かるようにしてくれるだろう」と期待してしまう。そしてそれによって、積極的に集団洗脳に加わってしまう心性となる。
何も考えないことによって、被害者だった者が、いつの間に加害者になってしまうのである。
考えることをやめてはいけない。ということを改めて考えさせられた一冊。
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2008年6月3日
- 本棚登録日 : 2008年6月3日
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