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年収1,000万円に届く人、届かない人、超える人
- 千田琢哉
- あさ出版 / 2014年3月10日発売
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ちょっとしたクイズ形式のようになっており、テンポ良く読むことができる一冊。
ただ、年収3000万円の場合の答えが、400万円と1000万円の場合と同じ立ち位置からのものでない項目も少なくなく、その場合、すでに年収3000万円に至っている人が、どの様な価値観で生きているのかを点で捉えた内容になっていることに注意が必要。
そのため、おそらく本書の読者のほぼ全員であろう年収3000万円に至っていない者にとって、年収アップの道筋としての具体案が物足りない本書だけでは、年収3000万円までを線として描くことは難しいということに配慮しておかないと痛い目に合ってしまうだろう。
少し気が張り詰めてしまった時にパラパラとめくって、高年収者マインドをリマインドするぐらいのライトな用途向き。
2014年3月21日
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できる若者は3年で辞める!―伸びる会社はできる人よりネクストリーダーを育てる
- 久野康成
- 出版文化社 / 2007年3月28日発売
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なかなか刺激的なタイトルの一冊
気性の激しい方が書かれたのかと思いきや、落ち着いた文面で話が展開されており、とても読みやすかった
自身をカメだと認識した上で、ウサギのような瞬発力のあるフレーズを
タイトルをはじめ、文章ひとつ一つから、そのような感覚にじんわりと触れさせてもらえる
そのため、少しさっぱりとした印象を受ける一面もあり、内容の一体感に少し欠けるかなぁという感も否めないが、幅広いテーマについて独特な切り口でまとめ上げられ、嫌味なくモノの見方を広げてくれる仕上がりになっている
若者に限らず、日々の仕事に違和感があり、もう一度しっかりと向き合いたいという人にはオススメかと
2014年1月5日
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3年以内に成功する男、消える男
- 松尾知枝
- フォレスト出版 / 2012年11月16日発売
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自分の考えを、これまでに実際に出会った男性のエピソードを語る中に巧みに織り交ぜて論を展開していく本書。
嫌味っぽく取られないような工夫が上手いなぁと感じる一冊。
気づけば著者の強いメッセージ性のある意見にスッと移り変わっているが、ムリがなくとても読みやすい文章になっている。
ただ、具体例として取り上げられている男性は、一人の人間ではなく複数名いる、という認識を忘れずに読み進めることが大切なのではないかと思う。
読み進めるうちにだんだんとその視点が薄れてしまいがちになると思うので。
外向型・内向型のそれぞれ良い部分が列挙されている感があるので、読んだ後に一人の人間が全てを取り入れていくことはなかなか難しいのではないかと…。
自分の根本の性格について客観的に理解した上で、どの部分をまずは取り入れていくことにするのかを明確にするというスタンスが大切なのだろう。
2013年11月22日
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池上彰のやさしい経済学 しくみがわかる (1) (日経ビジネス人文庫)
- 池上彰
- 日本経済新聞出版社 / 2013年11月5日発売
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社会で起こっていることや、日々のニュースで報じられている内容を理解しやすくしたいな、と思って手に取った一冊。
結論としては大満足!
経済の勉強をするつもりで読み始めたが、結果的に政党や各産業団体のスタンスを説明づけてくれる情報がストレスなく詰め込まれており、さすが池上さん!といったところ。
理系の学生時代を送った私にとって社会の科目はあまり馴染みがなかったが、「政治・経済」と一括りの科目になっていたのはこういうことか!と、アラサーの今になって妙に納得させてもらえました(^^)
それぞれの立場の人の考えや行動を時系列に沿って整理しているが、池上さんとしてはあくまでも眈々と主観を交えずに状況説明に徹してくれている。
なので、自由な発想を促してくれる印象が、本書の全体を通して感じられる。
早く2冊目を読もっと(^-^)
2013年11月29日
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社長は少しバカがいい。 乱世を生き抜く本物のリーダーシップ
- 鈴木喬
- WAVE出版 / 2013年1月22日発売
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戦後やバブル崩壊後の混沌を身体で感じ、生き抜いてきた著者の飾らない言葉の一つ一つがドーンと響いてくる一冊。
もう少し力を抜いていいんだと思わせてくれる一方で、注力すべきポイントも提示してあり、メリハリが効いていて面白い。
2013年11月19日