実際にあった事件を下敷きにしているが犯人探しや犯行の有無に終始せずむしろその裏側にあったのでは?と思われるジェンダーの問題や働き方の問題、いじめなどが多層的に物語を織りなしていてとても読みごたえがあった。
そんな社会的な問題の中にエッセンス的にちりばめられる味わい深い料理の数々も物語の色どりに花を添えていたように感じられて、まさに「味わい深く」読めた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年9月22日
- 読了日 : 2020年9月22日
- 本棚登録日 : 2020年9月22日
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