他の新書で紹介されていて読みたかった『ペルリ提督日本遠征記』の部分などが抜粋されていて得した1冊。
どちらかというと、外国人著作の抜粋本という印象がした。
以下、気にいったところとか。
・『植民地化されずに残った理由については、日本は強すぎた、中国は広すぎた、タイはずるすぎたという説がある。』
初耳。でも中国は分割統治されていたから植民地化されていないというのに違和感だ。
・『日本精神のもっとも顕著な特性は「没個性」であると考える。(中略)完全な集団化と緊密な協働は個々人には直接的・即時的に利益をもたらさないが、国民の幸福にとってきわめて強力な要素を構築する。』
・『スエンソンの『江戸幕末滞在記』にもこう記されている。
「彼らが文句なしに認める唯一のもの、大君から大名、乞食から日雇いに至るまで共通なその唯一のもの、それは法である」(中略)「法は比類ないほど細分化されており、例のないほど一分の隙もない。皇帝も、取るに足らない日傭人足も、誰でも法の支配に服している。その際、法は過酷なほど厳しい」』
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ビジネス書系など。
- 感想投稿日 : 2017年10月28日
- 読了日 : 2011年12月6日
- 本棚登録日 : 2017年9月18日
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