本気で生きよう!なにかが変わる

  • 大和書房 (1999年10月14日発売)
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本棚登録 : 188
感想 : 30
5

 丸山さんの強さがわかったような気がします。自分への厳しさ、そして日々変わろうとする姿勢、見習うことばかりでした。そして、私が封印している考え方を、丸山さんは肯定していたりと、自分の考えを見直すキッカケにもなりました。

 10年前に出版された本ですが、この原理は今でも健在です。ちょっとクサイ表現もありますが、それは丸山さんのオンリーワンと言うことで認めちゃえば問題ありません(笑)

 丸山さんが一番強調しているのは、これ(下記)でしょうか?人間簡単には変われないよ!でもちゃんと変わる方法はあるんだよ!そう微笑みながら言われているような気がします。丸山さん、ありがとうございます。

 心が変わると態度が変わる
 態度が変わると行動が変わる
 行動が変わると習慣が変わる
 習慣が変わると人格が変わる
 人格が変わると出会いが変わる
 出会いが変わると運命が変わる
 運命が変わると人生が変わる

以下、本書で共感した箇所です。

☆page.10

 体を動かすと流れてくるのは、汗。
 心が動くと込み上げてくるのは、涙。
 空気が動くと生まれてくるのは、出会い。

☆page.24

 人はほかから助けられる立場にいる限り、決して満足はしないし、幸せににもなれません。人は老人であろうが、子どもであろうが、病人であろうが、ほかの人に何かを成したとき初めて満ち足りることができます。

☆page.25

 人間、生きてきて最後に残すものは、「どれだけ集めたか」ではなく、「どれだけ与えたか」です。出会いに感動し、人の心に出会いを残すことこそが生きる喜びであり、生きた証でもあるのです。

☆page.26

 「是が非でも結婚したまえ。良妻を得れば幸福となろう。悪妻に当ったら哲学者となろう」

☆page.36

 子どもにだけ努力を強制するのではなく、親自身も自分を高めようとするひたむきな姿勢を持ち続けなければならないのです。子育てを通して自分が育つ。すなわち、「育児とは育自なり」です。

☆page.40

 子どもに感謝の気持ちをわかってもらうにはどうしたらいいか。親が感謝の気持ちを常に持って生きていく、その姿を子どもに見てもらうよりほかありません。

☆page.103

 自分の人生を道楽する。生きることそのものを楽しむ。そのためには自分の人生に対し、受け身の姿勢でいてはいけません。積極的に人生と向かい合い、とことん演出しなければならないのです。

☆page.107

 私は落ち込んだり、つらかったり、迷ったりするとき、よくこう思うのです。「すべては風だ。自分は今、風の中に立っている。しかし、つむじ風でも暴風雨でも、風は必ず通り過ぎていく。だから、じっと我慢しよう。通り過ぎるまで辛抱しよう」

☆page.113

 私の申し上げるプラス思考というのは、まず最悪の場合、最悪の状況を想定することから始まります。最悪を想定すれば、すべてがいいことです。

☆page.143

 そういった夢へのチャレンジを何度か繰り返していると、「あっ、これは自分に向いているな」「これならやれそうだ」というものがきっと浮かび上がってくるはずです。見えてくるはずです。

☆page.154

 「鳴かぬなら、それもまたよし、ホトトギス」。この言葉を胸に秘めて生きていくと、けっこう素敵な自分になれますよ。素敵な人生が展開しますよ。

☆page.158

 人間は大人であれ、子どもであれ、自分だけが知っていること、自分だけができることを持つと自信がつくものです。気持ちに余裕が生まれるものです。

☆page.178

 心が変わると態度が変わる
 態度が変わると行動が変わる
 行動が変わると習慣が変わる
 習慣が変わると人格が変わる
 人格が変わると出会いが変わる
 出会いが変わると運命が変わる
 運命が変わると人生が変わる

☆page.191

 本気になると
 世界が変わってくる
 自分が変わってくる

 変わってこなかったら
 まだ本気になってない証拠だ

 本気な恋
 本気な仕事

 ああ
 人間一度
 こいつを
 つかまんことには

 (坂村真民「本気」)

☆page.216

 人生は誰と出会ったかで決まります。これは若かろうが、お年を召していようが、変わることのない真実です。出会いを求め、出会いに感動する、この心こそが素敵に年齢を重ねていくエキスなのではないでしょうか。

 若い女性はキラキラと輝いていますね。造作はともかくとして、ハッとさせられる新鮮な美しさを持っているものです。これは彼女たちが単に若いからではなく、「見つめられる日々」の中にいるからなのです。

☆page.218

 「青春とは人生のある時期のことを言うのではない、心のあり方を言うのだ」
 「人は長い歳月を重ねるから老いるのではない、理想を失うときに老いるのである」

★★★★★

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年5月18日
読了日 : 2010年1月2日
本棚登録日 : 2010年1月2日

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