銀河鉄道の夜

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本棚登録 : 344
レビュー : 43
著者 :
たかさん  未設定  読み終わった 

いまだにジョバンニとカムパネルラが猫に見えてしまうのは、映像が持つ怖さだなーと思いつつ、それもありかな...と寛大な気持ちで読み進めました。情景を感じるままにイメージして、まずは自分勝手な解釈をして楽しむのが良いです。きっと映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」に出てきた黄泉行の江ノ電も本作がヒントになってますね。
 
一方でかなりのイマジネーション能力や語彙力が問われます。状況を完璧にイメージしようと頑張り過ぎるとストレスを感じます。いや、語彙力だけでなく化学の知識も少々必要...。ストーリー的にも解釈を絞らせない作品のようで、しかも初期稿と最終稿で多少違いがあります。今回読んだのは初期稿のようでブルカニロ博士が出てきました(最終稿には出て来ません)。
 
ジョバンニは内向き(利己的)で悶々としていたのが、様々な体験(サソリとか)を通して「みんなのしあわせ」を意識するようになり、外向き(利他的)に変わりました。それはカムパネルラが亡くなったのとは反対に、今まで精神が死んでいたジョバンニが生まれ変わったとも言えます。きっとカムパネルラが亡くなるのは避けられないことで、カムパネルラはザネリを助けただけでなくジョバンニも助けたんですね。

レビュー投稿日
2018年6月28日
読了日
2018年6月28日
本棚登録日
2018年6月28日
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