魔女の宅急便 3キキともうひとりの魔女 (角川文庫)

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本棚登録 : 721
レビュー : 61
著者 :
takanatsuさん  未設定  読み終わった 

突然現れたケケという名前の不思議な女の子にキキが振り回されるちょっと苦い3巻。
キキはケケに自分の居場所を取られてしまうんじゃないかと悩む。
嫉妬なんだろうな…。ぐるぐると黒い感情が渦巻いてしまう。
読んでいてその感情のかけらが自分の中にも同じようにあることを感じてとても苦しかった。

誰かを嫌いになる時、自分のことも一緒に嫌いになっていたりする。
相手に向かう気持ちの方が強いからあまり気付かないけど、明らかに自分のことも攻撃しているんだ。

キキもケケに感じる苛立ちと同じかもしかしたらそれ以上に自分に対して苛立っているように思えた。
それがすごく分かるからとても苦かった。

最後のカラさんの歌の詞が好き。
「自分が 自分に 出会うとき
 あなたにも いつかある
 自分が 自分に 出会うとき
 あなたにも きっとある」
自分に出会う時は、たぶん一度きりじゃなくて、何度も何度も訪れる。
それは楽しいことかもしれないし、苦しいことかもしれない。
でもどんなに苦しくても、分からないままでいるよりずっといい。
そう思った。

レビュー投稿日
2013年12月14日
読了日
2013年12月14日
本棚登録日
2013年12月14日
4
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